森川 りう 道のうた 内観

こんばんは ビューラックス代表 池ヶ谷です。

SHIGETA店のトイレに貼ってあるこの詩をよんで色々と考えた。


タイトル

「自分の人生」

という映画
主人公はもちろん自分

「内観」とはその映画を観客席から「観」ること。
そして「良心に照らし合わして作った台本」に「反」していたことを「省」(かえり)みること。
反省し、次に活かす行為を内観というのかなと思いました。


少し長いですが読む価値はあります。
お時間ある方は是非。


『道のうた』 森川りう

これから通る
今日の道 新しい道
通りなほしの出来ぬ道。
苦しいことから逃げていると
楽しいことからも遠ざかる。

感謝の心
みんなあるはず出せるはず
勝つ人は強いが
ゆずる人はさらに強い

人の世は、山坂多い旅の道
長所(ちょうしょ)はうぬぼれると
短所(たんしょ)になる
短所は自覚(じかく)すれば
長所となる

やり手になるより
委(まか)せられる人のなれ
如何(いか)な言いわけも
自分の愚(おろ)かさを
隠(かく)すことが出来ない

出来ることはやろうとせず
出来ぬ事ばかり心配している。
知りながら
つい忘れがち親の恩(おん)

幸福はどこにも見えず
誰にも知れず
だけどみんなのそばにある

過去(かこ)が現代(げんだい)を作り
現代が未来(みらい)を作る
苦しくとも苦しさの中に
学ぶものを見よ

自分より
他に自分を苦しめる者はない
むつかしい事は
知らなくとも
人の悪口を言わないだけで
とくになる

腹を立てまい
つとめて立てまい
腹を立てると寿命が縮む
人を困らせて得た物は
自分の身につかぬ

人の欠点にはよく気が付くが
善行や長所は見のがしやすい
身なりより光るあなたの心がけ

ああして
こうして
計画満点(けいかくまんてん)
実行せぬは玉に傷(きず)

褒(ほ)められて
喜ぶ人は多いが叱られて
反省する人は少ない

与えても
減らぬ親切、残る徳(とく)
成り行きは
偶然(ぐうぜん)に来るものではない
いやな仕事も喜んでやれば
好きな仕事に変わってくる

人の世話はよく出来ても
人の恩をきせぬ事はむつかしい
右でもない、左でもない所に
まことの道がある

仕事も人の心と身になってせよ
金は重宝(ちょうほう)なもので
神通力(じんつうりき)がある
ところが
金を我が身の攻め道具に
する人がある
豊かだから与えるのではない
与えるから豊かになる

笑顔でお早よう
感謝でお休み
希望と感謝と反省の日を重ねつつ
わが生涯を意義深く。


※ 故 森川りうさん享年80歳の遺作です。
遺品を整理中に雑記帳の中から発見されたそうです。

ありがとうございました


「ビューラックス」社長日記

(株)BEAULAX ビューラックス 美容業 日々、学び 楽しみながら仕事をし、シンプルに、「美容師を通した自分」を発信しようと思います。