季節になりましたね。
こんばんは 桃農家 池ヶ谷です。
台風が来るということで、早く収穫しなくてはと、いつもの5倍の収穫量。一族総出で仕分けから箱詰めまでやります。
まーだまだ出てきます。
終わりが見えません。
私の仕事は取ってきた桃を袋から外し、割れや押され、虫くい病気などをチェックし、サイズに合わせてキャップをつけます。
美容師の仕事でいうと、受付してシャンプーする的な感じですかね。
おばあちゃんが店長みたいな感じ。
営業時間が終わっても、ガンガンお客様いれちゃうブラックな会社ですよ(笑)マジで
夜10時を回ってもまだ箱は山積み…
それらを大きさや色合いにより仕分けて、パックに詰めて計りにかけます。
この仕事はまだ、やらせてもらえませんw
威張りん坊で、怒りん坊 (でも可愛いい妻w)が、ここを仕切ります。
確実におばあちゃんの血を一番色濃く受け継いでいる。
上司には絶対にしたくないタイプw
そして出荷前の箱詰め、良品が「アカ」それに少し劣るのが「アオ」です。特良もあります。
信用問題ですから、そのレベルに達していないものは出せないんですね。
サラリーマンの家系で育つとなかなか味わえないのがこの「家業」ってやつ。
「やりたい」とか「やりたくない」とかではなく、
「やるしかない」
って環境。
「疲れてる」とか、「私も仕事してる」とか関係ないし「見たいテレビがある」とか論外
「やるしかない」
家業とはそういうもの。
幼い時からのこの環境に慣れた人達は迷う事なく手伝う。
選択肢が多いと言うことは一見して「自由性」が高いように感じるが、選択肢のない環境にしか得られない、
成長機会がいっぱいあります。
家族や家業、両親に兄弟…自分では選べない環境に、不満や不安、ストレスを感じる事は多いだろう。
何故、この家に、何故この両親の元に生まれて来たんだろう…。
私にはわかりませんがw
みんな頑張ってやった桃は、いつもより美味く、やりきった感は家族の絆を強めているのは事実。
同じ桃でも美味く感じるのは、一生懸命やったからかな。
88歳のばあちゃんはまだやってるよ。
リーダーは率先垂範ですね。
確かに、部下はやるしか無くなるw
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