コペルくん 少しネタバレしちゃうかも
こんばんは ビューラックス代表 池ヶ谷です。
今日は読んだ本の感想を少し、ネタバレ気味で解説しますので、気になる方は読んでからお願いします^o^
原作となったのは、80年前に書かれた児童書です。
しかし今、漫画版を買っていくのは、大人たち。
発売から3か月あまりで70万部を突破するベストセラーとなっているらしい。
物語の主人公は、
中学2年生の「コペル君」。
いじめなど、学校で起きる出来事に、どう向き合うか悩んでいます。
そんなコペル君にアドバイスするのが、近所に住む“叔父”です。
叔父さんは、コペル君とやりとりするノートに、悩みと向き合う、さまざまなヒントを書いてくれます。
友達から「上級生に目をつけられている」と相談を受けたコペル君。
友達を1人にせず、上級生から守ると約束します。
“絶対に逃げずに、みんなで戦う…。
約束だ…!!”
しかしある日、友達が上級生に殴られているのを見ても、一歩も動くことができません。
コペル君は、自分を恥じて学校を休んでしまいます。
“僕なんて、死んだほうがマシなんだ…。”
苦しむコペル君に、叔父さんはメッセージを送ります。
「何故、苦しいのか、それは君が正しい道に向かおうとしているからなんだ。」
児童向けのこの漫画を今、大人が買って行くのかが分かる。
私も今の生き方でいいのか?この選択でいいのかと日々、不安だから。
今の自分って、本当に自分が望んでいた自分なんだろうか?
社会の波に呑まれ、世間一般の普通や当たり前という思考が「本来の自分」を占拠していて分からなくなっているのではないかとか…
世間の目よりも何よりも、自身が、まず
「人間の立派さ」
がどこにあるか、それを本当に自身の魂で知ることが大事だと著者は言う。
答えがない、この本は。
“君たちはどう生きるか”という問いかけで、どう生きたらいいという答えはどこにもない。
それを自分で考えるしかないのだ。
自己と正面しているものに対して、けっして眼をそらさずに、ただただ戦っていく事かもしれない。
児童書なので娘にも読ませてみた。
程なく、本に良く挟まっているこんなハガキに娘が何やら書きだしていた。
シンイチロオウって…
慎一郎ですけどね。
絶対にマガジンハウスさんには出せませんw
80年前の児童に脱帽です。
ただ、時代は変わっても、変わらないものは必ずあるし、今の児童だって、若者だって、一生懸命に生きてる。
自分の人生はいつだって自分で切り開かなくてはいけないし、誰かの人生の一部にはなってはいけないんだ。
とまた悩みなが、正しい方に少しずつ歩いていく…
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